神奈川県 拡大新生児マススクリーニング検査について

2024年10月3日

あかちゃんが産まれましたら、あかちゃんの先天性代謝異常等の20種類の疾患に対して生後5~8日目にあかちゃんのかかとから少量の血液を採取し検査をおこなっています。この検査料は公費負担です。(採血料は別途かかります)


令和4年4月より、従来の20疾患に加えて、「重症複合免疫不全症(SCID)」、「脊髄性筋萎縮症(SMA)」の検査(拡大新生児マススクリーニング)が開始されました。令和6年10月より国が実施する実証事業にて、検査料をご負担いただくことなく検査が受けられます。

拡大新生児マススクリーニング検査Q&A

「重症複合免疫不全症(SCID)」とはどんな病気ですか?

感染症と戦う「免疫」に生まれつき異常があるため、感染症を繰り返したり、重症化してしまう病気です。適切な治療を受けなければ、亡くなる危険性が高い病気です。感染を起こす前に診断し、治療を開始することが重要です。

 治療しないまま、ロタウイルスやBCGなどの生ワクチンを接種した場合、危険な状態になる可能性があります。

「脊髄性筋萎縮症(SMA)」とはどんな病気ですか?

全身の筋力低下を示す進行性神経筋疾患です。発生頻度は1万人に1人でその半数が重症型です。重症型は治療しないと乳児期に運動発達がとまり、哺乳、食べ物の飲み込み、呼吸ができなくなり、死亡する病気です。数年前まで治療法のない病気でしたが、早期治療が有効な薬が開発され治療可能な病気となりました。

拡大新生児マススクリーニングの検査費用は公費ですか?

検査は任意ですが、実証事業にて検査料は公費です。

検査はいつするのですか?

公費で行われている先天性代謝異常等の検査と同時に行います。

結果はいつわかりますか?

1か月程度でわかります。病気が疑われた時には、精密検査による診断や治療ができる医療機関を紹介いたします。

今年度 産婦人科インフルエンザのご案内

2024年9月30日

母親学級の再開のお知らせ

2024年8月26日

コロナの影響で縮小しておりました母親学級を、
令和6年7月より再開することとなりました。

・前期母親学級
【受講時期】妊娠16週~ 28週頃まで
【実施日】第2木曜日 13:30~15:00
【内 容】妊娠中の食事、骨盤ケア、歯科、妊娠中の過ごし方など

・後期母親学級
【受講時期】妊娠30週以降の方、夫、同伴可
【実施日】第4木曜日 13:30~15:00
【内 容】分娩進行について、立会い分娩について、入院中の経過について


予約制となっております。
詳しくは、産婦人科外来窓口にいらっしゃるか、お電話(042-752-1808)にて産婦人科外来窓口へおつなぎいただくようご依頼ください。

相模原市・町田市 産後ケアのご案内

2024年4月1日

当院は令和6年4月より相模原市・町田市の宿泊型、日帰り型産後ケア実施施設となりました。

産後のサポートが必要なお母さんが、赤ちゃんと一緒にご利用いただけます。休息・授乳指導・育児指導や助産師による母乳ケアを受けられます。

当院でご出産の方はもちろん、他院でご出産の方もご利用いただけます。詳しくは、当院へお問い合わせください。

2024年4月1日 無痛分娩を開始しました

2024年4月1日

2024年4月より、硬膜外麻酔による無痛分娩を開始しました。当院では陣痛発来前に入院し、硬膜外カテーテルを挿入後に分娩誘発を行います。費用は55,000円(税込み)です。詳細は妊婦健診の際に産婦人科医師にお訊ねください。

詳細はこちらからご確認ください

社会的適応による分娩誘発について

2024年2月24日

当院では、破水し陣痛が起こらない場合や予定日を経過してもなかなか陣痛が起こらない場合のみに分娩誘発を行ってきました。これを「医学的適応による分娩誘発」といいます。

一方で交通事情や家族事情などで分娩誘発を希望される妊婦様もいらっしゃいます。希望により分娩誘発を行うことを「社会的適応による分娩誘発」といいます。

この度、社会的適応による分娩誘発を希望される妊婦様が一定数いらっしゃいますので、希望される方には利点・欠点等お話し、子宮口の状態なども考慮し、分娩誘発が可能かどうか判断のうえで対応していきたいと考えております。

社会的適応による分娩誘発を希望される妊婦様は、妊婦健診の際に医師にお申し出ください。

分娩費用の改定ついて

2023年11月8日

昨今の光熱費・医療材料費・衛生材料費等の高騰により、現在の分娩費用では安全・安心な分娩体制を維持することが困難な状況でございます。

つきましては、2024年4月1日以降に分娩された方への費用につきまして、改定させていただきます。

患者様には大変ご負担をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

  • 正常分娩の方(6日間入院)
    54万円~57万円 → 57万円~59万円
  • 帝王切開の方(10日間入院)
    56万円~59万円 → 58万円~60万円

※詳細な分娩費用等につきましては、産婦人科ページ内の「費用について」をご確認ください。

立ち合い分娩の再開のお知らせ

2023年8月22日

コロナ禍で休止していた「立ち合い分娩」を2023年8月28日(月)より再開致します。

新型コロナウイルス感染症の流行は継続していますので、「立ち合い」には種々の制約や条件がありますが、
「立ち合い出産」を希望される場合は、産婦人科外来受診時に、医師、助産師、看護師等にお申し出ください。

9価の「HPVワクチン」を公費で接種できるようになりました

2023年4月19日

令和5年4月より、9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)が定期接種(公費)になりました。

HPVワクチンは子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンです。

子宮頸がんの原因の80~90%を占める7種類のHPV感染を予防することができます。これまでに、2価または4価のHPVワクチンを接種した方は原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めしますが、医師と相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能です。この場合も公費で接種することができます。

当院産婦人科では9価HPVワクチン(シルガード9)の公費接種を行っています。詳細は産婦人科外来にお問い合わせください。

接種対象者

(1)小学校6年生から高校1年生相当の女子

(2)平成9年度~平成18年度生まれ方でHPVワクチンの接種の機会を逃した女子(キャッチアップ接種)

9価ワクチンの一般的な接種スケジュール

(1)1回目の接種が15歳未満の場合

1回目と、その6か月後(2回目)の計2回です。

(2)1回目の接種が15歳以上の場合

1回目の接種と、その2か月後(2回目)と1回目から6か月後(3回目)の計3回です。

外部リンク

以下の相模原市や厚生労働省のリンクページもご参照ください。

9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)の定期接種化について|相模原市 (city.sagamihara.kanagawa.jp)

HPVワクチン_9価公費_定期接種_A4 (mhlw.go.jp)

HPVワクチン_9価公費_キャッチアップ_A4 (mhlw.go.jp)

子宮頸がん予防接種(HPVワクチン)について

2022年4月20日

子宮頸がんのほとんどは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因であることが分かっています。性交渉により感染し、子宮頸がんになる可能性があります。性交渉前にHPVワクチンを接種することが感染予防に有効です。

「定期予防接種」

 相模原市に住民登録がある平成18年4月2日から平成23年4月1日に生まれた女性。(標準的な接種期間は中学1年生相当、高校1年生相当の末日まで接種可能。)令和4年度は、中学1年生相当と高校1年生相当の女性に、5月に個別通知が送付されます。個別通知対象外でも接種可能です。
 HPVワクチンは合計3回(2回目は1回目の2か月後、3回目は1回目の6か月後)接種します。

「キャッチアップ接種―接種機会を逃していた人向け」

 相模原市に住民登録がある平成9年4月2日~平成18年4月1日に生まれた女性でHPVワクチンの接種を3回完了していない人に令和4年5月に個別通知が送付されます。接種回数は不足している回数で、令和7年3月31日まで接種していただくようになります。

 接種希望されるかたは、ご説明いたしますので産婦人科外来を受診してください。説明後接種日を決めさせていただきます。18歳未満の方は原則として保護者同伴でお越しください。

 ご不明な点は産婦人科外来までお問い合わせください。