タスクシフティングによる、病院薬剤師の新しい役割インタビュー
INTERVIEW #05
岩本 淳平
2015年 入職 薬剤師
星薬科大学5年次、病院薬剤師として働くことを視野にいれながら当院にて病院実習を行った後、病院・薬剤部の雰囲気とアクセスの良さからそのまま入職。現在外来がん化学療法兼務で外科病棟を担当し、がんの認定薬剤師を取得予定。
薬剤師も携わる、チーム医療の現場
薬剤師には、薬局・病院・一般企業と大きく3つの進路があります。薬剤師は女性が多いことから、プライベート時間の確保や給与面を比較し薬局を選ぶ方が多いです。
そのような中で私が病院薬剤師になろうと思った理由は、病院だと医師による診察・治療から始まり、様々な情報源があるため多くの経験を積むことができること、そして薬剤師としての職能を一番発揮できる場所であると思ったからです。患者様との関わりがあり、医師や看護師の方々とのコミュニケーションも良好な環境です。
学びをサポートしてくれる
環境があります
現在、がん専門薬剤師の取得を目指しています。がん専門薬剤師は、日本病院薬剤師会が制定した専門薬剤師制度のひとつで、初めて医療法上で広告ができるようになった資格です。仕事上がん患者様も多いので、それであればより専門性をもってひとつの武器にしたいと考えています。
がん専門薬剤師になるには、講座を受けたり学会に出たりなど高額な費用がかかりますが、病院が費用をサポートしてくださっているので本当に感謝しています。
タスク・シフティングで求められる、病院薬剤師の新しい役割
近年、医師の働き方改革の取り組みが進んでいて、厚生労働省から医師に集中している業務を、可能な範囲で薬剤師や看護師などに業務移管や分配する取り組み「タスク・シフティング」が求められています。
その中で、薬剤師として携われる業務も増えてきました。単純に業務が増えるのでしんどい時もありますが、病院薬剤師が信頼されている証拠ですし、病院薬剤師を選んだからこそ学べる点も多いなと感じています。
MESSAGE
上司・後輩に仕事以外の話も気兼ねなくでき、大変な時もありますが、オンオフのメリハリがあり良い雰囲気の職場です。ぜひいつでも見学に来てください。薬剤部一同お待ちしています。