漢方外来のご案内
産婦人科では、山本医師による漢方外来を開設しております。
｢医食同源｣という言葉をよく耳にすることがあると思います。これは日頃からバランスの良い食習慣を維持することで、病気を予防したり治療したりするという考え方です。東洋医学的に見た場合、実はこの食習慣や更には運動不足、睡眠不足など生活習慣の乱れが病気の原因となっていることが多いのですが、大部分の患者さんはその事実に気が付いていないものです。病気を治療する上でまず大切なことは、これら食習慣、生活習慣の乱れを積極的に正しながら、必要な治療を受けることです。
西洋薬、漢方薬にかかわらず、薬だけに頼っていては病気になりやすい体質改善には繋がりません。しかしながら食習慣、生活習慣の改善と共に、更に漢方薬を併用していくことで、例えば冷え性などを改善することが可能となり、その結果不妊症が治ったり、生理痛、片頭痛が改善したりと病気の治療へと繋がる訳です。
また、妊婦さんを含め、一般的には女性は性ホルモンの影響で体に水を貯めやすく、これが女性特有の体調不良の原因となります。そこで様々な作用を持つ漢方薬を組み合わせたり、また西洋薬と漢方薬を組み合わせることで、個々の状態に合った治療を見つけることも可能となります。
当科では産婦人科疾患のみならず、下記のような疾患にも漢方治療を行うことがあります。
ご興味のある方は、産婦人科医師山本までご相談ください。
※保険診療の対象となります。
当院にて漢方治療が有効であった疾患
【産科疾患】
| 症状･疾患等 | |
| 異常妊娠 | 妊娠悪阻･切迫流産･流産･切迫早産(早産予防)など |
| 合併症妊娠 | パニック障害など精神疾患･アトピー性皮膚炎･妊娠高血圧症候群(浮腫)など |
| 異常分娩 | 頸管熟化不全による予定日経過･微弱神通など |
| 産褥異常 | 乳汁うっ滞･マタニティーブルーズ･産後うつなど |
| 産科感染症 | トリコモナス膣炎･乳腺炎など |
| マイナートラブル | 便秘･眠気･頭痛･めまい･動悸･息切れ･腰痛･皮膚?痒･こむら返り･むくみ痔･のぞせ･不眠･感冒･咳嗽 |
【婦人科疾患】
| 症状･疾患等 | |
| 月経異常 | 月経不順･月経困難症･機能性子宮出血･月経前緊張症(PMS)など |
| 不妊症･不育症 | 原発性不妊症･反復流産など |
| 婦人科感染症 | トリコモナス膣炎･難治性カンジダ膣炎･性器ヘルペス･骨盤内感染など |
| 更年期障害 | |
| その他 | 排卵痛･ピルの副作用軽減(頭痛･吐気･むくみなど)･冷え性･のぼせ･便秘症腰痛･外陰部掻痒症･骨盤内うっ血症候群など |
【産婦人科以外の診療科】
| 症状･疾患等 | |
| 耳鼻咽喉科領域 | 花粉症･副鼻腔炎･中耳炎など |
| 整形外科領域 | 肩こり･腰痛症･慢性関節リウマチ･へバーデン結節･腱鞘炎など |
| 皮膚科領域 | 慢性湿疹･蕁麻疹･アトピー性皮膚炎など |
| 消化器領域 | 口内炎･慢性胃腸炎･過敏性腸炎･感染性胃腸炎(ノロウイルス)･便秘症など |
| 神経内科領域 | 慢性頭痛･めまい症など |
| 呼吸器科領域 | 急性/慢性気管支炎･気管支喘息など |
| 精神科領域 | 不眠症･うつ病･不安障害など |
| その他 | 夏バテ･乗り物酔い･二日酔い(アルコール性頭痛)･一貫堂解毒証体質など |
受診の流れ
漢方外来をご希望の方は、産婦人科までお問い合わせください
予約受付時間
平日
16:00～17:00
電話番号
042-752-1808 (代表)