血液浄化センター

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部長あいさつ

2016年に新規開設された当院血液浄化センターも今年で7年目になりました。
私が大学を卒業した1981年に比べ、医療の専門化細分化と進歩は雲泥の差です。私も縁あってこの相模原という地域の皆様と、卒後40年にわたって関係性を築かせていただいてまいりました。その間に各方面の方々にお世話になりました。東京女子医大や三井記念病院、北里大学、東海大学などを経て現在に至ります。弘前大学医学部を卒業したころは、相模原に住むことも、透析医療・腎疾患に関わることも考えもついておりませんでした。

チーム医療も今では医療だけではなく、介護職や福祉職との連携が必須になっています。私は医療を単なる商品として見るのではなく、総合的な介入を目標にしています。
また、社会の高齢化と同様に、医療職の高齢化も課題の一つでございます。次世代に託した全人的医療者を育成することも目標と考えています。

<2022.04.09>
桜の季節も終わり、春の新緑の季節になります。私の大好きな季節です。新緑の若葉たちは私の心を活性化させます。なかなか思い通りには、ならないことが多く、不条理な世の中です。コロナ感染症の今後や、ウクライナ情勢も気になります。私たちにできることは、目の前のことを真摯に向き合って行くことです。早急な結論は、はかなく破綻するのが常道です。今後ともよろしくご指導のほどお願いいたします。

血液浄化センター センター長 野村 幸範

血液浄化センターについて

当院の血液浄化センターは2016年に新設されました。今年で無事に7年目を迎えます。ひとえに地域住民の皆様のご支援の賜物と感謝いたしております。ありがとうございます。

2021年には透析患者さんは35万人となり、以後は増加することなく平衡状態に達するようです。透析患者さんの高齢化も進み、平均年齢は70歳を超えています。

いま抱える透析患者さんの問題は、身体的な問題のみではなく、高齢単身独居患者さんの増加、経済的困窮者の増加、通院支援、最終的な終末期ケアなど社会的、倫理的要因も多くなっています。介護保険制度の活用や、障がい者自立支援、更生医療の活用といった問題もあります。さまざまな専門家との連携を活かし、より地域医療に貢献していく所存です。